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唯一無二の立場の人が比類なき本を出そうとするなら、何事にも動じることのないマインドを獲得している『出版への道のり』21
出版社からの熱烈なラブコールとしか言いようがない
8社目の出版社に熱烈なラブコールを受けます。
というのも

という打診です。
しかも、編集者が二人登場してきました。
一人は若い編集者ともう一人は、編集部長です。
その出版社は、駅を出たら目の前にあり、信号を渡って30秒の場所にあります。
すべてガラス張りの建物はモダンでおしゃれでした。

と思いながら、名刺交換をして、企画について話し合います。
話し合うメインポイントは、

ということでした。
著者はタイトルに関してどれくらい関わることができるのか
今まで私はタイトルに関して、このように学んできました。
- 編集者はタイトルを考えるプロでもある
- 新人著者は自分がこれにしたいというタイトルは強く打ち出さない
- もし意見を聞かれた時にだけ、タイトル案を申し上げる
- 最終的に編集者が決める
これは、出版を目指すなら覚えておくべき事柄です。
今回は、編集者側から意見を求められたので、

と初めての経験で少し戸惑いましたが、いろいろな意見を出しました。
その面談中も1時間ほど、タイトルについてあれやこれや話し合い、
その時間内で「それだ!」というのが出てこなかったので、
宿題として、タイトル案を提出することを求められたのです。
私は今まで音楽や様々なイベントをプロジェクトしてきたので、
タイトル名考案やキャッチコピーはさんざんやってきました。
ですから、たくさん列挙して提出しました。
あとはタイトル次第のはずなのに?
「あとはタイトル次第」

しかし・・・またもや、アレがやって来ました。
アレというのは、B社やC社で味わった「THE・放置」です。(笑)
提出は一週間以内にしました。

企画内容はOKなのに、タイトルがいいのがないから出版できないというのは、正直謎でした。
前述したようにタイトル名考案は主に編集者の仕事だと思っていたからです。(事実、そうです。)
編集者に謙遜の限りを尽くしたメールを送信してみた
努力が無駄になったかなと思いながら、

と思いつつ、
私の信念は相手が誰であってもどんなことがあっても、
謙遜の限りを尽くすことと、
か細くも継続してあきらめないことですので、
以下のように編集者さんにメールを送りました。原文です。
○○さま(編集者)
出版の件において3月にそちらにお伺いさせていただいた後藤哲哉です。
糸井さまから、ご返信がないとの知らせを受けましたので、何か理由があると思いつつも、メールさせていただきました。
好感触ながらも、ピンとくるタイトルが思い浮かばないので、企画会議で通るのが難しいと聞いております。
○○さまにはご尽力くださり、そしてきっとストレスも与えてしまい、ありがたさと申し訳ない気持ちでおります。
またいつか機会がありましたら、いっしょに仕事ができたらいいですね。クリスチャン同士ですし。(笑)
感謝とお礼のメールでした。
そういえば、編集者さんはカトリックのクリスチャンでした。(笑)
編集者からまさかの即座の返信がやって来る
糸井さんが再三アプローチしてもリアクションがないので、私にも返事は来ないかもと思いましたが、
その日のうちに返信が届きました。
以下が原文です。
後藤さま
お世話になっております。
なかなか良いお返事をできずに申し訳ありませんでした。
うまく聖書の言葉からタイトルに結び付けられないかと思っています。
もしよろしければアイデアを出していただけると嬉しいです。
お忙しいところお手数をおかけいたしますが
ご検討よろしくお願いいたします。

と、これは私の湧き上がった気持ちですが、結局保留というより、取り組んでいないのだなと伝わりました。
「ここでの出版はないな」とやっと悟りました。(笑)
実は、メールをもらう前後に、糸井さんがある1社に、同じ企画を提案していたのです。

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