子育て心理学

安易にご褒美をあげることは危険!子どもが夢中になってハマるものを見つけられるためにはただ褒めるだけにしよう「子育てに役立つ心理学」

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誰でも褒められることは、嬉しいはずです。

例えば、1曲歌ったら、「あなたの歌は素晴らしい!」というのと、
「あなたの歌は素晴らしい!」と言った後に、1万円くれるのと、どちらが嬉しいですか?

後藤哲哉
単純に考えれば、褒められてお金をもらえるほうだと思います。

私はミュージシャンです。

ある夜、路上で歌っていたら、酔っ払いのおじさんが歌を聞いてくれて、

「すげえ!いいの聞けたらから1万円やるわ

と言って、ケースに1万円を投げて、去って行きました。

「ありがたい!」と思いましたが、

もしこんなことばかり続いたら、お金のためだけに歌うようになってしまいますよね。

褒めることのほかに【お金・モノ】がくっつくと危険ですよ、というお話です。

金銭的に多くを求めている人ほど、自己実現しにくい

ロチェスター大学の心理学者キャッサー博士によると、

「金銭的に多くを求めている人ほど、自己実現しにくい」

のだそうです。

やっぱりミュージシャンも、俳優さんも、起業家も、作家さんも、メジャーになって、その地位を掴んだ人は、

お金が欲しくてやってるというより、その仕事が好きで、楽しんでいますよね。

おそらく仕事という感覚もないはずです。

とにかく何かにのめり込むようにハマって、一生懸命、夢中になってやる。

その結果、お金がついてきたにすぎないのです。

後藤哲哉
「お金!お金!」と考えてしまう人の場合、たとえ自分の年収や報酬がどんなに高くても、満足できません。

子育ての現場でお手伝いをしてくれたら、褒める?ご褒美をあげる?

では、子育てに置き換えてみましょう。

あなたは、自分の子どもがお手伝いをしてくれた時、どっちの対応をしますか?

  • A)お手伝いした時に褒める
  • B)お手伝いをしたら、ご褒美をあげる

Bの場合、先ほどの考えでいくと、何かをしたらご褒美をあげるというのは、いい方法ではありません。

ご褒美とはお金と一緒で、誰かのために役立てた喜びそのものが感じにくくなってしまうのです。

後藤哲哉
特に、日常生活でよく起こり得ることに報酬を与えてしまうと、やっていることの楽しさより、お金を得ることだけに気がとらわれてしまう危険性があります。

つまり、もっと報酬の多いところを求めるだけになるのです。

そんな人生は、つまらないものになってしまいます。

何か特別な時に、その記念として、プレゼントという形はいいと思いますが、

日常的な行動では、ご褒美を控えたほうがいいというわけです。

親のあげたい気持ちを抑えるのも子育ての知恵

もう一つ付け加えると、子どもがよくできた、その対価として、何かを買ってあげたい、という気持ちは親なら誰にでもあると思います。

後藤哲哉
ただ、その時の気持ちの中に「あげた私の評価が上がる」というものはないでしょうか?

自己虚栄心とまでは言いませんが、例えば食事をおごってあげる人は、その虚栄心が満たされているのです。

サプライズプレゼントをあげる人は、すでにその状況を作り出していることに満足しています。

ご褒美をあげることで、自分を満足させることは、子育ての現場にはいりません。

子どものことを第一に考えているからこそ、あげたい気持ちをそっと胸にしまうことが大事なのです。

子供を御褒美で釣ってはいけない理由 まとめ

なるべくその気持ちを抑えて、何か手伝ってくれたり頑張ったら、

Aのお手伝いしてくれたとき等に褒めるという例の時のように、子どもが何かに夢中に取り組めるようになるサポートをしてあげたらいいですね。

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